アラスカ州のフェアバンクスにオーロラを見に行ってきました
1日休みを貰って、アラスカのフェアバンクス(Fairbanks)にオーロラを見に行ってきました。旅程は以下です。
2/4 21:30 | 飛行機にてシアトル→フェアバンクス |
時差 -1時間 | |
2/5 0:30 | フェアバンクス空港着。ダウンタウンのホテルに宿泊 |
11:00 | ホテル発 |
11:30 | アラスカ大学博物館着 |
13:00 | アラスカ大学博物館発 |
ホテルに戻り仮眠と夕食 | |
19:00 | ホテル発 |
20:00 | スキーランド着。オーロラ鑑賞 |
2/6 2:20 | スキーランド発 |
3:00 | ホテル着 |
11:00 | ホテル発 |
途中、スキーランドに立ち寄り | |
13:00 | チナ温泉着 |
16:30 | チナ温泉発 |
ホテルに戻り夕食と仮眠 | |
21:30 | ホテル発 |
22:15 | スキーランド着。オーロラ鑑賞 |
2/7 1:00 | スキーランド発 |
2:00 | ホテル戻り |
6:00 | ホテル発 |
8:45 | 飛行機にてフェアバンクス→シアトル |
時差+1時間 | |
13:00 | シアトル着 |
以降、今回の旅行をご紹介。
オーロラ鑑賞
今回の旅行の主目的だったオーロラですが、
- 初日は飛行機の中から間近で動くオーロラを鑑賞できた
- 2日目は頭上に届く程広範囲で、複数回揺れるオーロラを鑑賞できた
- 3日目はオーロラは見えたものの殆ど動きはなく、残念なまま終了
といった感じで、全体としてはとても満足のいく鑑賞となりました。
肉眼で見るオーロラは、写真とは異なり青白く光る雲のようで、ぱっと見は冴えない印象を受けました。ただ、オーロラが活発になった時の、空に優しい光を振りまきながらどんどん広がっていく様子や、時折カーテンの様に揺れる様子はとても幻想的で綺麗でした。オーロラが動きを見せるのは、1分〜数分オーダーと僅かなため、その儚さも幻想的な印象を受けた要因になっている気がします。
今回の日程は、オーロラ活動の強さは28日周期という説があるので、下方のURLの結果を参考に強くなりそうな日と新月になるべく近い週末、という方法で選びました。なお、今回の旅行時のAurora Forecastのレベルは3、3、2で、結果からいくと比較的良い日を選べたと言えそうです。なお、天気は良くなるよう祈るしか無いですが、2月以降は比較的安定しやすいようです。
Aurora Forecast(今までの履歴と3日先までの予報があります)
http://www.gedds.alaska.edu/auroraforecast/
以下、撮った写真を紹介。
全て2日目の夜に撮ったものなのですが、この日のオーロラは活発に動き、ロッジがあるのにもかかわらず、ほとんど外にいました。三脚を使いましたが、結局、滲んだり、ブレたりと上手くは取れませんでした。。しかし、刻一刻と表情を変えるオーロラは写真を撮るのに非常に面白い被写体でした。カメラのバッテリー切れや露結を懸念していたのですが、この日は気温が-20℃ぐらいと比較的暖かめだったせいか、全く問題なく、写真撮影を楽しめました。
観測場所はフェアバンクスのダウンタウンから車で40分ぐらいのところにあるスキーランドというスキー場に行きました。スキー場なので、周りに遮るものがなくオーロラを見るには絶好の場所だと思います。ここでは夜22時から翌朝2時頃までロッジを有料で使わせてくれ、コーヒー、お茶などが無料で飲めます。また、外の様子を映すモニターがあったりと、設備も充実していました。車で大体40分と気軽にいける距離なのも良い点と思います。
昼に撮ったスキーランドの風景。見晴らしは良い。
チナ温泉リゾート - Chena Hot Springs Resort -
フェアバンクスから車で東に1時間半ぐらいの場所にある、オーロラ鑑賞をメインとしたリゾート地。町は山に囲まれているが、山頂まで雪上車で行くツアーがあるので、良い環境でオーロラ鑑賞ができそうです。日本人をメインターゲットにしてるようで、日本語の話せるスタッフ、ツアーの説明書も日本語が用意されてました。この町は名前の通り温泉があり、立ち寄り入浴も可能で$10。水着着用必須です。温泉は露天がメインで結構広く、場所によって温度が違うので好みの温度を探せます。程よい熱さの場所もあり中々気持ちが良かったです。温泉の足元は砂、深さが溝落ぐらいで中途半端な深さといった難点もありますが、アメリカの温泉として評価すればかなり良い部類でした。
温泉。残念ながら湯気があるので温泉に入りながらのオーロラ鑑賞は難しいらしい。
また、建物の床以外が全て氷でできているアイスミュージアムに行ってきました。2時間おきに実施される$15のツアーでのみ入場でき、日本語のツアーもあります。ツアーは中に入って10分ほど説明を聞き、後は自由といった形。どの作品も技術の凄さを感じるものばかりで、見ごたえがあり面白かったです。また、このアイスミュージアムは$500で泊まれるようです。面白いけどさすがに高い。
アイスミュージアム外観。そんなに大きくない
内側全体の雰囲気
オブジェ全てが氷で出来てるのは圧巻
世界選手権に優秀したときの作品だとか
ゴミ箱も氷で出来ているという徹底っぷり
バラ。綺麗に作られてる
宿泊者用のベッド。ここで寝たら背中が痛くなりそう。
バーもある。$15で氷のグラスでカクテルが飲める。
アラスカ大学博物館 - University of Alaska Museum -
フェアバンクスのダウンタウンから15分程で行ける博物館。恐竜やマンモスの化石やアラスカに暮らしていた人々の暮らしなどが展示されていました。1時間〜2時間ぐらいで回れる広さで、極寒の地で暮らす人々の暮らしや野生動物の剥製の展示は中々面白かったです。
ミュージアムの外観。結構近代的なデザイン
日中は晴れて非常に気持ちが良かった
ミュージアムからの景色。マッキンリー山も見えるらしい。
ギャラリーの入り口ではくまがお出迎え。
複製ですが、3万6千年前のバイソンのミイラの展示も
旅行を共にしたFordのFusion。除雪されているので運転は問題なかったが、道路脇でムースを3回ほど見かけたので注意が必要。ホテルに車を止めるときは、バッテリーが死ぬのを防ぐためヒーター用のコンセントを繋ぐ。
帰りの飛行機にて。アラスカが川も木々も全てが凍りついた世界ということを俯瞰できる景色が広がっていた
オマケ
少し珍しい肉が食べれたのでご紹介。ダウンタウンから10分ほどの場所にあるPump Houseというお店で食べました。
トナカイ(Reindeer)のテンダーロインステーキ。$30。牛肉とレバーの間ぐらいの味。正直あんまり美味しいとは。。
鹿肉のミートローフ。$20。かなり獣くさい味がしてあまり美味しくない。。
どちらも、味としてはもう一つ。やはりメインで食べられている牛、豚、鳥はとても美味しいということを再認識させてくれました。
最後に
幸運に恵まれ、素晴らしいオーロラ鑑賞旅行となりました。シアトル出発なら$400ぐらいと思っていた飛行機代が$700ぐらいかかり、旅費が結構な値段になったので、目的のオーロラが見れた時はほっとしました。頭上で揺れ動いたオーロラは結構なインパクトがあり、忘れられない思い出になりそうです。