冬休みの出来事 その1 ペルー観光に行ってきました

今年の冬休みについてです。今年は冬休み前半はペルーへ、後半はラスベガス、グランドサークル周辺を観光しました。今回は12月21日〜12月28日に行ってきたペルー旅行についてご紹介。日程は以下です。

12月21日 アメリカ(フォートコリンズ)からペルーへ移動
リマのホテルに宿泊
12月22日 セスナによるナスカの地上絵ツアー参加
リマ泊
12月23日 リマからクスコへ移動(飛行機で1時間強)
クスコ市内近郊遺跡の観光
クスコ泊
12月24日 クスコからマチュピチュ村へ移動(車+電車で3.5時間)
マチュピチュ村からマチュピチュへ移動(バスで30分)
マチュピチュ観光
マチュピチュ村泊
12月25日 マチュピチュ観光
マチュピチュ村からクスコへ移動(車+電車で3.5時間)
クスコ泊
12月26日 聖なる谷、オリャンタイタンボ観光
クスコ泊
12月27日 クスコからリマへ移動(飛行機で1時間強)
リマ市内、近郊遺跡の観光
12月28日 リマ国際空港から米国へ

全てを詳細に説明するとキリがないので、メインのみを簡単にご紹介。紹介したもの以外で知りたい情報がある場合は、連絡頂ければ回答します。

ナスカの地上絵

紀元前2世紀から6世紀のナスカ文明時代に描かれたと考えられている、巨大な幾何学模様と動物の模様。世界遺産
当時の地上絵の活用方法は様々な説がありますが、現時点では明らかになっていません。今回はリマから車で3時間ほど行ったところから、セスナに乗って地上絵上空へ行くツアーに参加しました。セスナ離陸から地上絵へは約1時間弱。操縦士の説明共に見えてくる地上絵ですが、想像よりは小さかったです。まぁ、上空なので仕方がないのかも。
地上絵の鑑賞ですが、10以上ある地上絵を1つずつ、全ての乗客に見せるため、セスナが何度も急旋回します。酔い止めを飲んでいましたが、頭がクラクラになりました。また、1つ1つの地上絵はほんの数秒しか無いので写真撮影も困難。操縦士さんが説明してくれるのですが、地面の色と、地上絵の溝の色の違いが余りないので、見つけるのも一苦労。と、なんだか色々な面で疲れるツアーとなりました。もう少し腰を据えてじっくり見たかったところです。
セスナ機。小さかった。

セスナ機の中。

宇宙人。

ハチドリ。肉眼だともう少しはっきり見えますが、気象条件で見え易さは変わるようです。

マチュピチュ遺跡

知る人ぞ知る、高い山の尾根にある保存状態が非常に良いインカの遺跡。世界遺産にも登録されています。
クスコから車と電車で3時間。どうしてこんなところに遺跡が、と思うぐらいの辺境にあります。当時もマチュピチュへ行くのは平易なことではなく、様々な説はありますが用途は不明。ぱっと見た感じの遺跡は非常にきれいで神秘的なたたずまいで、じっくりと見たくなる風景です。マチュピチュ遺跡には、ワイナピチュやインカの橋といった見どころもありますし、時期によっては霧が濃くてほとんど見えなかったという事態も想定されるので、是非とも日帰りではなく2日以上かけてゆっくりと鑑賞したいところです。なお、今回滞在した時の天気は、1日目正午付近、曇、霧は無し。2時頃から小雨+霧。2日目午前中〜2時頃まで小雨+霧。2時過ぎから曇、霧はなし。という天気でした。

マチュピチュ遺跡。奥にある山がワイナピチュ。遺跡は尾根にあるので、右側も左側も崖になっています。

もう少し遺跡に近づいた所。

ワイナピチュ頂上付近からの写真。午前中に登ったら雨と霧が濃くて、ほとんど麓の遺跡は見えませんでした。

マチュピチュ遺跡のふもとにあるマチュピチュ

マチュピチュ村へ行く際の電車での風景。行きは左、帰りは右側の席の景色が良いです。

リマ

ペルーの首都。
海岸沿いの新都市はカフェやホテル、高層ビルが立ち並ぶ、賑やかな町(といっても日本の大都市とは比べものにならないですが。。。)。旧市街(セントロ地区)は植民地時代に建てられた建造物が数多く残っていて、世界遺産に登録されています。今回の旅行ではリマ観光に余り時間を割きませんでしが、新市街ではペルーの人の暮らしを感じることが、旧市街ではヨーロッパの雰囲気をした、綺麗な建物を見ることができました。
リマの旧市街の広場とカテドラル。

旧市街の広場ではセレモニーのようなものをやっていました。

リマの公園からの写真。山沿いにある建物はスラム街になっていて、行くとほぼ間違いなく身ぐるみ剥がされるらしい。

クスコ

アンデス山脈中の標高3600mに位置するインカ帝国の首都だった町。世界遺産
かなり観光地化されており、インカ時代の精巧な石積みと、ヨーロッパの雰囲気をした建物が整然とならぶ街並みはかなり綺麗でした。周辺にはサクサイワマンといった遺跡もあり、遺跡観光も楽しめました。

クスコのアルマス広場にあるカテドラル。

クスコの街並み。屋根の色が統一されている。建物の建築も統一感を出すよう決められているらしい。

クスコ周辺の遺跡からの写真。緑が多くて気持ちよかった。

12角の石がある通り(白服の兄ちゃんが立ってるところにあります)。精巧な石積みも見事だった。

夜の広場も綺麗。観光客も多く、危ない感じはしませんでした。

アルマス広場の側にあったマクドナルド。世界で一番高地にあるマックかも?味とメニューはアメリカと特に変わらず。

その他、食べ物や動物

食べ物のテイストは日本に近く、総じて美味しいかったです。食用モルモットのクイの丸焼きだけは不味かったですが。。。
今回一番美味しかったロモ・サルタード(牛肉と玉ねぎとピーマンを炒めたもの)。

食用モルモットのクイ。肉はパサパサ、味付けも薬味が強すぎて不味かった。高級食材なのに。。。

ペルーの動物といえば、リャマとアルパカです。クスコやマチュピチュに行けば何度かお目にかかる機会はあると思います。
今回のツアーではリャマやアルパカを飼育しているプチ動物園に行きました。

餌付け中。目が可愛すぎる。

アルパカはセーターやマフラーなどの材料にもなっており、日本より安く買えるという理由で、お土産として買う人も多いとか。レストランで肉を食べることもできます。
アルパカのステーキ。しょっぱめの味付けだったけど、歯ごたえが良かった。

番外編。マチュピチュ村からクスコへ帰る電車で突然始まったアルパカ製品に関するファッションショー兼販売。
謎の格好でアルパカのぬいぐるみを振り回す人。

モデルは添乗員がやってるらしい。男性もいました。乗客からモデルのボランティアを募集することもあるらしいです。

総評

食べ物、景色、雰囲気いずれもユニークでとても楽しい旅行でした。ただ、今回の旅行で感じたのは、ペルーは歴史的、文化的な背景も含めて楽しむべき場所。という感想を抱きました。例えば、山の上にひっそりと存在しているマチュピチュ遺跡はとても神秘的で、景色としても十分楽しめましたが、景色を見るためだけの理由で地球の裏側のペルーへ行くのは移動時間、旅費を考えると少し勿体無いと思います。スペインに占領されていた時代の名残りがあるリマの建造物を見ながら当時のリマを想像する、マチュピチュ遺跡を見ながら、遺跡がどのような役割を持っていたのかを想像する、ナスカの地上絵を見ながら、地上絵をどうやって描いたのかを想像する、といった楽しみ方がペルーの最大の魅力なんじゃないかなと思います。