冬休みの出来事 その2 グランドサークル観光

1月も終盤になり、最後のコロラド生活を満喫するために少しバタバタしてます。今回は前回に引き続き冬休みネタで、グランドサークル観光についてご紹介。旅程は以下です。

12月29日 M フォートコリンズ出発
B コロラドモニュメント観光
E ラスベガス周辺のホテルに宿泊
12月30日 C デスバレー国立公園観光
E ラスベガスにて友人と合流
D バレーオブファイヤー州立公園観光
E ラスベガスで夕食
F ザイオン国立公園周辺のホテルに宿泊
12月31日 F ザイオン国立公園観光
G ブライスキャニオン国立公園周辺のホテルに宿泊
1月1日 G ブライスキャニオン国立公園観光
H ページのアッパー・アンテロープキャニオン観光
H ページのホースシューベンド観光
H ページ周辺のホテルに宿泊
1月2日 I グランドキャニオン国立公園観光
J モニュメントバレー州立公園観光
K アーチーズ国立公園周辺のホテルに宿泊
1月3日 K アーチーズ国立公園観光
K キャニオンランズ国立公園観光
L ベイル周辺のホテルに宿泊
1月4日 L ベイルで終日スノーボード
M フォートコリンズに帰宅

今回の旅行の基本のスケジュールは朝から夕方(17:00前後)までは国立公園を観光し、国立公園観光後に次の国立公園周辺のホテルに車で移動するという形。運転のルートは以下な感じで、大体2645mile(約4230km)でした。

コロラドモニュメント - Corolado Monument -


茶色の大きな岩と見晴らしの良い展望台がある国定公園
グランドジャンクションから車で20分ほどとアクセスが良く、そこそこの景色が楽しめました。公園自体も大きくないためメインで楽しむには少し弱い印象。よって、ちょっと立ち寄るぐらいで訪れるのが調度良いと思います。

インパクト大というよりは、まぁまぁの景色が多い




デスバレー国立公園 - Death Valley National Park -

非常に高温で乾いた谷。真っ白な大塩原であるバッドウォーター、塩と泥によってデコボコな土地になっている悪魔のゴルフコース、塩分を含んだ土、雨が降ると湿地になるという環境で植物の根っこが特異な形となっている悪魔のコーン畑、砂丘など特異な景色を楽しむことができました。この国立公園はトレイルを歩いて楽しむというより、車で観光ポイントに直接行って景色を楽しむ場所が多いので、家族連れの人など手軽に観光を楽しみたい人に良さそうです。

タンデスビューからの展望。バッドウォーターや山々などデスバレー国立公園が一望できる。

悪魔のゴルフコース。確かにこんなとこでゴルフなんて。。。

悪魔のコーン畑。植物の根っこが浮かんだ形になってます。

砂丘。結構人がいた。豆サイズですが砂丘の頂上に人がいます。

バレーオブファイヤー州立公園 - Valley of Fire State Park -

不思議な形をした赤い岩がたくさんある公園。ラスベガスから車で1時間ぐらいです。公園の規模は余り大きくないものの、赤い岩は中々興味深く中々の迫力がありました。長いトレイルはなかったので、半日ぐらいで手軽に楽しむのに良さそうです。

想像していたより岩は赤かった。

波の模様が付いた岩。他にも穴の開いているものなど不思議な形の岩が沢山あった。

ザイオン国立公園 - Zion National Park -

巨大な岩に囲まれた谷、谷を流れる池、池の側に生える木々と自然が沢山の国立公園。2008年国立公園入場者数8位。
今回で2回目の訪問でしたが、ぱっと見る景色以上にトレイルが楽しい国立公園。今回は1日使って、車で行ける観光ポイントに行き、エンジェルスランディングトレイルとウォッチマントレイルを歩きました。

特に印象的だったのはエンジェルスランディングトレイル。道の怖さに圧倒されました。このトレイルの終盤は細い尾根を登るトレイルで、足場が悪く細い道や段差を鎖を伝いながら進みます。崖下まで400mぐらいあり、落下したら100%即死。トレイルには積雪が有り、滑り落ちかねない状況だったので、終盤3分の1ぐらいで登るのを諦めました。終盤の3分の1といっても、気を抜かなくても落ちそうな道だったため、アドレナリン出まくり。アメリカのトレイルは時々本当に無茶をさせます。。。

エンジェルスランディングトレイルの3分の1ぐらいの場所。ここまで行くのもかなりの恐怖体験でした。目前の山の頂上が終点っぽい(登ってる人も若干いました)。

ザイオン国立公園というとやはり圧倒的な存在感の巨大岩。

ウォッチマントレイルからの景色。取り分け高い場所ではないが、そこそこの景色が楽しめた。

ブライスキャニオン国立公園 - Bryce Canyon National Park -


赤茶色のニョキニョキっと伸びた奇岩が沢山ある国立公園。2008年国立公園入場者数19位。今回は2回目の訪問。
短時間でブライスキャニオンを満喫するため、サンライズポイントやインスピレーションポイントなどの観光ポイントの訪問とナバホループトレイル→クーインズガーデントレイルを歩きました。やはりここの国立公園の奇岩はユニークで面白いです。ザイオン国立公園から1時間と近く、ユニークな景色を楽しめるので、ザイオン国立公園を滞在する際には外さずに行って欲しい国立公園です。

下から奇岩を眺めるためにはトレイルを歩く必要がありますが、岩の大きさを実感するためにも是非歩いておきたいところ。

アッパー・アンテロープキャニオン - Upper Antelope Canyon -


鉄砲水が流れることで形作られた非常にユニークな形をした峡谷。今回も前回と同様にツアーに参加しました。以前に紹介した場所なので、詳しい紹介は以下を参照ください。

http://d.hatena.ne.jp/tama12/20091021

ホースシューベンド - Horseshoe Bend -


コロラド川が馬の蹄の形に曲がっている場所。今回はサラッと景色を楽しむ感じで訪問。以前に紹介した場所なので、詳しい紹介は以下を参照ください。

http://d.hatena.ne.jp/tama12/20091021

グランドキャニオン国立公園 - Grand Canyon National Park -


言わずと知れた国立公園。2008年国立公園入場者数2位。今回で3回目の訪問。今回はサラッと景色を楽しむ感じで訪問。以前に紹介した場所なので、詳しい紹介は以下を参照ください。

http://d.hatena.ne.jp/tama12/20091021

モニュメントバレー州立公園 - Monument Valley State Park -


荒野に広がる巨大なビュートがある州立公園。今回は2回目の訪問。今回はサラッと景色を楽しむ感じで訪問。以前に紹介した場所なので、詳しい紹介は以下を参照ください。

http://d.hatena.ne.jp/tama12/20090516

アーチーズ国立公園 - Arches National Park -

岩でできた様々な形をしたアーチがある国立公園。2008年国立公園入場者数20位。今回は2回目の訪問。
今回は、数あるアーチの中で特に美しいデリケートアーチ、トレイルの景色が刻々と変わり、歩くのが気持ち良いデビルスガーデントレイルを歩きました。

デリケートアーチ

ビルスガーデントレイルの景色

キャニオンランズ国立公園 - Canyon Lands National Park -


アーチーズのすぐ側にある国立公園。見晴らしの良い山の上から、どこまでも続く景色を堪能できる場所。今回は2回目の訪問。
今回はグランドビューポイントトレイルを歩き、終点で日没を鑑賞しました。このトレイルの終点からは静寂の中、見晴らしの良い大パノラマがを楽しめました。

トレイルの終点は静寂に包まれ、270度ほどのパノラマが広がっていました。アメリカの国立公園の自然を全身で感じられました。

ベイル - Vail -

スキーリゾートコロラドの中で1、2位を争っているリゾートスキー場。リフト券が1日$99、駐車場が1日$25と中々の異常っぷりですが、バラエティに富んだコースとハンパない自由度のバックボウルが魅力。今回は前々日にそこそこの積雪があったそうで、バックボウルのコンディションがかなり良かった。
スノーボードでバックボウルを自由に滑っているときは最高に気持ちが良かったです。

バックボウル

総評

今回友人と合流後、5泊6日という日程でグランドサークルを観光しましたが、密度の濃い充実したプランを提供できたと思います。ただ、体力的にはかなりハードなものになっていること、効率良く回らないと間に合わないことが難点で、初めてこれらの国立公園に滞在する人しかメンバにいない場合は、プラス1日、2日ぐらいは設けないと厳しいかなという印象。
今回グランドサークルを回って感じましたが、グランドサークルにある国立公園のレベルはやっぱり高い。今回のグランドサークル観光の中で初めて訪れた公園はありませんでしたが、ユニークな景色、トレイルの充実さから退屈さを感じた公園は1つも無く、むしろどの公園も楽しくてしょうがなかったほどです。グランドサークルの公園は病みつきになる魅力があります。ちなみに、今回一緒に滞在した2人が一番良かったと感じた場所は、1人はザイオン国立公園、もう1人はブライスキャニオン国立公園とのことで、大体自分の感想と似てました。
アメリカの観光というと、ニューヨークやワシントンDC、ロサンゼルスなどの大都市が思い浮かびますが、個人的にはグランドサークルの方がよりアメリカらしさを感じ、より印象に残る旅になると思いました。