アメリカの運転免許取得しました。

先月の話ですが、アメリコロラド州の免許を取得しました。今回は免許取得について書こうと思います。免許を取得するためには、ペーパー試験と実技試験の2つに合格する必要があります。アメリカでは州ごとに各試験の詳細や難易度が異なるそうです。実際交通ルールも州ごとに若干違うらしく、後部座席のシートベルト着用ルールは州によって異なります(コロラド州では後部座先のシートベルトが必須ではない)。コロラド州での免許取得は、幸いにしてかなり簡単な方らしいです。

ペーパー試験は予約不要で、試験はドライビングオフィス内の背の高い机を使い、立った状態で試験を受けます。何と言うか、アメリカを感じる瞬間です。オフィスの人に聞いたところ、電子辞書は使えました。ペーパー試験は3択で25問中20問正解で合格。英語の苦手な自分は問題を理解するのに苦労しましたが、何とか1回で合格できました。手続きを済ませると、仮免がもらえます。取得までの所要時間1時間強。日本と違って、かなりあっさりです。

仮免取得後は、実技試験があります。実技試験はオフィスで予約を取る必要があります。予約を取得し、実技試験当日。自分は車の中で試験官が来るのをじっと待っていたのですが、時間を過ぎてもこない。まぁ、アメリカだしと思って、10分ほど待ったけどやっぱりこない。おかしいなと思い、オフィスに行き確認したところ、リースカーで被保険者が会社になっている(個人名義でない)車だから試験ができないと言われました。いやいや、自分が会社で働いている書類は渡したし、リースカーの使用者が自分であることの書類も渡したし、保険は有効でしょ?過去に自分の職場の人がリースカーで何人も試験を受けてるし、今回は何で駄目なの?という感じでしたが、この手の状況になるとアメリカ人は聞く耳を持ちません。何を言っても、私達のポリシーだから受験できません。という回答しか帰って来ませんでした。。。

とりあえずあきらめて、どうすれば免許が取れるかをオフィスの人に聞いたところ、ドライビングスクールでドライバ試験だけ受けれるらしく、ドライビングスクールなら恐らくリースカーも使えるとのこと。そして、ドライビングスクールの試験に合格すれば、免許も発行できるらしい。

ドライビングスクールに電話して、ドライバ試験の予約。高校の駐車場に集合してそこから試験開始ということを確認。今回は前回の失敗を踏まえ、試験当日にドライビングスクールのオフィスに行って、リースカーが使えるかといった最終確認をすることにしました。しかし、オフィスにいたおば様からは実務のことはさっぱりわからんと言われ、結局実務担当者に電話してくれと電話番号を教えてもらう展開に。。。電話は全てを言葉で説明しなければならず、苦手意識が強く避けたかったのですが、しかたなく電話。一通り確認事項は聞けましたが、集合場所が昨日聞いた場所と違う。。。一抹の不安を感じましたが、とりあえず、行ってみる事にしました。しかし、集合時間を15分過ぎても誰も来ない。またやってしまったか。。。と、失望感を感じつつ電話をしたところ、向かってるからもう少し待っててくれとのこと。その後20分近く経過。当初の集合時間から30分後、試験官が来た。来ただけなのに凄くうれしかった。

いざ試験開始。
試験は試験官の指示に従って、右折、左折、交差点の4way一時停止、車線変更などの基本的な動きを確認する感じです。時間はおおよそ15分ぐらい。車を停車後、試験官が握手を求めながら、「Congratulations!!」と言ってくれたので、受かったことを理解。その後、ドライバ試験の合格書類を貰って、書類を免許センタに持って行き、免許取得となりました。その日は仮の免許を貰って、顔写真入りの免許証は5日後に郵送で受け取りました。

とまぁ、ひと悶着あったおかげで、結構苦労した免許取得でしたが、無事に取れてほっとしました。免許証は身分証明書としてもつかえるので、パスポートを持ち歩く日々ともおさらばです。

運転免許を取得するまでの手続きは以下のサイトにまとまっています
http://www.bouldertankentai.com/archives/2005/05/drive.html

各州の模擬試験が載っているサイトです。ペーパー試験前の腕試しに役立ちました
http://www.quia.com/de/