08年1〜3月アニメレポその2

君が主で執事が俺で(75点)

君が主で執事が俺で 1 生産限定特装版 [DVD]

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とあることから財閥のお嬢様(3人姉妹)の家に執事として雇われることになる。雇われたお嬢様の家で巻き起こるドタバタギャグラブコメ。ドタバタギャグラブコメとしては普通に面白かったと思う。ただし、王道は多いもののインパクトの強いさが不足している印象…全体的に悪くないのですが、もう少し尖っていれば…

シゴフミ(80点)

シゴフミ 一通目 [DVD]

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死後文(しごふみ)と呼ばれる死んだ人が1度だけ生者へ渡せる手紙がある。主人公のふみかはこの死後文を渡す配達人。配達人がこの死後文を生者へ渡すアニメ。死者から生前一番関係が深かった人間への手紙を渡すのがメイン行為なので、物語の1区切りに必ず死んでしまった人が存在しており、手紙の内容は復讐、憎しみといった黒い感情の内容が半分、感謝、謝罪といった明るい感情の内容が半分といったところ。ちょっと雰囲気は暗いですが、死後文の内容に期待しながら見れるたので結構面白かった印象。

狼と香辛料(95点)

商人の主人公ロレンスと狼の神様ホロが商人の仕事をしながら旅をするアニメ。雰囲気は10年前ぐらいに日曜夜7:30に放送されていた世界名作劇場に似ていて、中世ぐらいの時代にゆったりとした時間が流れる雰囲気。他の深夜アニメとは異なった世界観で、ホロの聡明ながらも子供っぽくてかわいいところやロレンスとホロの夫婦漫才的な掛合の面白さが魅力。ホロの一人称が「わたし」→「わっち」、語尾が「です」→「ありんす」、「買ってください」→「買ってくりゃれ」とちょっと変わったしゃべり方が段々くせになる感じで、なんとも言えない破壊力があった。今期のアニメではかなりオススメ。是非とも第2期を作って欲しいと思ったアニメ。

true tears(90点)

true tears vol.1 [DVD]

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高校生の主人公、仲上 眞一郎と3人の女の子の関係と揺れる気持ちを描いたアニメ。少しエキセントリックな性格の石動 又絵、同居中の幼馴染湯浅 比呂美、1つ年上の幼馴染である安藤 愛子 と王道どころをそろえた感じ。恋愛もののアニメとしては設定は普通。心理描写の表現、背景絵などなど全体の作りは標準以上の出来。ストーリー展開はいい意味で予想を裏切ってくれたので、面白かった。全体的な完成度は高い。

今期は結構完成度の高いアニメが多かったように感じます。一時期は海外に外注なんかで、アニメの質が落ちたと言われていた時もありましたが、外注もこなれてきたんでしょうか?とにかく、来期も楽しみな感じです。