3回目です。
3回目なのにまだ何もしないドライバの作成も終了してません。まぁ、ゆっくり、まったりいきますよ?

前回、以下のことを行いました。これでドライバの作成は完了です。
・"どういったドライバなのか"を情報としてレジストリに登録する
・".sys"ファイルは"C:\WINDOWS\system32\drivers"に置く
忘れていたため、今まで明示的に書いていませんでしたが、".sys"ファイルを指定したディレクトリに置いたり、レジストリを変更するのって、Virtual Server 上のWindows Server 2003 でやります。なぜなら、ドライバ作成はカーネル空間にさわるため、OSを壊す危険性があるからです。仮想マシンなら壊し放題のため、様々な実験を行うには非常に適しています。

さて、今回は作成したドライバが動いているか確認したいと思います。確認するにはWinDbg を使用します。WinDbgMicrosoft 社が提供している、デバッグツールです。カーネルの深い部分も見れちゃうらしい、愉快なツールです。ダウンロードはこの辺から
http://www.microsoft.com/japan/whdc/devtools/debugging/installx86.mspx

インストール方法は、特に変わったことも無いので割愛します。次は、シンボルを合わせます。シンボルのセットをダウンロードしてきてもいいですが、個人的にはMicrosoft Symbol Server を使用する方法が楽だと思います。やり方は以下URLを参考にしてください。
http://www.microsoft.com/japan/whdc/devtools/debugging/debugstart.mspx

デバッガをVirtual Server のマシンと繋ぎます。その前に、WinDbg の設定もしなければいけません。やり方は以下のURLを参考にしてください。日本語版もありますが機械翻訳なので意味不明です。
http://support.microsoft.com/kb/871171/en-us

WinDbg の下準備はこれで終了です。WinDbgから[file]-[KernelDebug]を選択し、ホストマシンとVirtual Server を繋ぎます。[Debug]-[Break] を選択しVirtual Server のマシンを止めます。次のコマンドをたたきます。
!object \driver
ずるずると、ドライバ一覧が表示されるので一覧の中に、作成したドライバがあれば、確認終了です。これで、何もしないドライバの作成が終了できそうです。想像以上に労力を使った気がします。